もみじのジュータン 夕日に照らされ真っ赤に輝く | |||
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阿星山の北東麓にあり、地域では東寺と呼ばれる天台宗の古刹です。長寿寺は紅葉で有名な湖南三山の一つで、奈良時代、 良弁僧正によって建立された勅願寺で、現在国宝に指定されています。その昔、聖武天皇には世継ぎがなかったので、良弁僧正が阿星山中の瀑布に籠って子宝の祈願を行ったところ、間もなく皇女の降誕を得ました。天皇は、我が子の長寿を願い 七堂伽藍廿四坊の寺を建立し長寿寺という寺号をおくり、さらに行基菩薩に子安地蔵を刻ませ本尊としました。これが 長寿寺の始まりと伝えられています。 中世には源頼朝、足利氏らの祈願所となり発展しました。しかし、天正の頃、織田信長の手によって三重塔は居城である 安土城へ、楼門は栗東市の蓮台寺へと移築され、主要な建物を失いました。現在、国宝の本堂、重要文化財の弁天堂、 同じく重要文化財の丈六阿弥陀如来坐像、釈迦如来坐像、阿弥陀如来坐像などが残されています. |